考え抜く力 算数オリンピックに向けて

furuyaman

算数オリンピックに向けて

 算数オリンピックに向けてあと1ヶ月になったので、マスラボキッズでも過去問を実施しています。基本的には過去問をしていくことが、本番と同じレベルの問題に触れることになるので、しっかりと取り組むことが大事です。この記事では、算数オリンピックで得点するために必要な力について考えてみたいと思います。

分からないと言わせない

多くの生徒は分からない問題があると、

先生!わかりません!

生徒A
生徒A

と言います。そこで教えてしまっては、残念ながら力はつきません。

分からないのは何が分からないのか。どうして分からないのかを考えてさせることです。

問題文にヒントがあるよ。しっかり問題を読んで考えてみよう!

ふるやまん
ふるやまん

そうやって、簡単に教えないでおくと、諦めて(笑)自分で考えるようになります。

算数オリンピックの問題は半端なく難しいです。

たとえばこの問題

YouTube 算数オリンピック マスラボより

こういう問題がずっと続きます。普通に受験しても0点を取る生徒もいます。

なんや!こんなん簡単や!

生徒A
生徒A

と思うかもしれませんが、実際やってみると「むむむ」となってできない生徒が多いです。

それで結局「考え抜く」ということが必要になってきます。そのときは、お母さんから、

お母さん
お母さん

それ、間違ってるわよ!

と言われると、そこで思考停止。せっかく考えていたのに、また間違えてるって言われたら嫌だなと思って、考える気力をなくしてしまいます。

間違ってもいいから、自分で考え抜く練習をしよう。試験の時は、誰も助けてくれないから、自分であーでもない、こーでもないと考え抜く練習は大事だよ。

ふるやまん
ふるやまん

と伝えるようにしています。

間違えたときに一番伸びる!

正しく答えることができることよりも、間違えたときにこそ学力は伸びていきます。

なぜなら、今までできなかったことが、できるようになるチャンスだからです。

そういう意味では間違いをたくさんしている生徒は伸び代しかありません。

ただし、間違いをそのままにしていたり、適当に答えを写しているだけでは力はつきません。

きちんと自分の考えと照らし合わせて、

あー!そういうことだったのか!

生徒C
生徒C

こんな解き方あったのか!!!

生徒A
生徒A

という言葉が子供達から出てくるとどんどん伸びていく子に育ちます!

マスラボキッズの授業

マスラボキッズでは、分からない生徒に対して、なんでも丁寧に、わかるまで教えるということはありません。

それを繰り返すと、分からないといえば、教えてもらえるということを知って

なんでも分からないという生徒に育ってしまうからです。

分からないといえば、先生が教えてくれるから考えずにとりあえず分からないと言おう。

そうすれば怒られなくてすむし、授業も全部丸になる。

そういう塾ではありません。

きちんと考えていないと逆に先生に

自分で考えてないやん。そんなんでどうやって賢くなるのん?問題覚えるくらい考えた?

ふるやまん
ふるやまん

と言われてしまいます。

そうやって彼らは本当の意味で「考える」ということを学んでいきます。

そしてそれを教えてくれるのが、算数オリンピックの問題なのです。

どう頑張っても解けない。解けそうで解けない。

でも、解けたときはめっちゃ嬉しい!

どやー!

みたいな顔になります。

ぜひそういう問題に低学年の時から出会って、勉強好きになってほしいものです!


ABOUT ME
ふるやまん
ふるやまん
マスラボ代表
マスラボ塾長。大阪府生まれ。九州大学大学院卒業(芸術工学)。数学検定1級(数理技能検定)、ビジネス数学検定1級取得。英語検定準1級。公益財団法人日本数学検定協会認定のプロA級ライセンスの数学コーチャー。算数・数学を通じて人々を幸せにすることを使命とし、高槻に塾を開く。また、ビジネス数学講師として企業向け講演などを行っている。
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